飲食店ノウハウ

飲食店の退職理由はどう伝える?履歴書への書き方や面接での受け答えについて

飲食店で働いていると、どうしても職場が嫌で退職してしまうことってありますよね。ここで問題となるのが、次の就職の際に前職の退職理由をどのように説明するのかということだと思います。説明の仕方によっては、面接で印象が悪くなってしまいます。そのため、なかなか就職がきまらない可能性も高くなるのです。そこで今回は、飲食店の退職理由はどのように伝えたら履歴書や面接で落とされないか、というポイントについて解説させていただきます。

飲食店のよくある退職理由は?

まず、飲食店のよくある退職理由についてみていきましょう。

給料条件がよくない

飲食業界は給料の水準があまり高くない業界です。そのため給料の不満は転職理由としてよく出るものです。時には、数年も働いていて昇給がほとんどない場合などもあったりします。

労働環境が悪い

労働環境の悪さとしては、例えば休みがないまま10連勤といった勤務などといった長時間勤務があります。人手が足りずに一人当たりの仕事量が増えるといったケースも併発する場合もあるそうです。

人間関係がうまくいっていない

飲食店では閉鎖的な環境で働くこととなるため、人間関係が悪化しやすくもあります。職場内に合わない人がいた場合に関係が険悪になりやすく、パワハラやセクハラなども起きやすいため、そういったことが原因で従業員が辞めてしまうこともあるでしょう。

面接や履歴書で退職理由はどう伝えるか?

このように飲食店では、必ずしも自分に落ち度がない理由で辞める場合もあるでしょう。そういう場合でも、伝え方によっては、面接での評価が落ちてしまうことになります。したがって、面接や履歴書では退職理由の伝え方が重要となるのです。
飲食店の面接担当者が最も知りたいことは、応募者の履歴書や経験といったスキル的なものだけでなく「人柄」です。人柄を知ることで、採用してもすぐに辞めないかどうか、会社の考え方やお店の他のスタッフとも合うかどうか、などを判断するのです。したがって、退職理由の伝え方としては以下の点も気を付けていきましょう。

不平不満は言わない

前の職場への不満や悪口を聞いた面接官は、「本人にもなにか問題があるのでは?」と感じてしまうものです。前の職場への文句や社員の悪口を言ってしまうと、それが事実かどうかという点よりも、不平を感じやすい人間としての部分が印象に残ってしまいます。
このように退職理由を伝えてしまうと面接時の自分の評価を下げてしまうので、不平不満や悪口としてとらえられるか可能性があることは言わないようにしましょう。

ポジティブな言い方をする

そして、不満がある場合であったとしても、ポジティブに言い換えをすることで、面接官の印象はだいぶ異なってきます。例えば、以下のような前向きな言葉を使うようにしましょう。

✕「~~が嫌なので辞めました」
○「~~今後のためにこうした経験を積みたいと思いと思い転職を決意しました」

✕「前職は~~人間関係が良くなかったので辞めました」
○「前職は~~ハードで成長にはよい職場だったんですが、飲食店にとって大事なのは仲間とのチームワークだと思い、チームワークを重視する職場でやっていきたいため、転職しました」

このように、前向きな言葉に言い換えると、印象は大きく変わります。

退職理由を明確にするための4つのポイント

それでは、最後に退職理由を明確にして面接などでスムーズに話せるようにまとめる流れを解説します。

まずは言語化する

まずは、転職の理由を深掘りし、具体化していきます。この時点では不満などなんでもよいので、まずは洗い出していき、メモなどに箇条書きしていきましょう。

ポジティブな内容に変換する

箇条書きにした転職理由は大体の場合は、ネガティブな内容が多いでしょう。そこで、次にするべきことはこれらの転職理由をポジティブに言い換えていきます。例えば、転職理由のトップ3としてあげられるネガティブな理由3つを言い換えると次のようになります。

(給与が低い)
→結果にこだわっていきたいので、頑張れば頑張るほど報酬が得られる企業で結果を出していきたい

(労働条件が悪い)

→限られた時間の中でも、効率的に仕事をしていきたい

(人間関係が好ましくなかった)

→一緒に成長できる同僚や尊敬できる上司と仕事をしたい

このようにネガティブな理由であっても、そこを改善するためにどうしたらよいかをかんがえると、ポジティブな理由に変換しやすくなります。

将来の目標を考える

転職自体は単なる手段であり、その転職を通じてあなたがなしとげたいことや、なりたい自分がきっとあるはずです。そこに転職理由が重なっているほうがより説得力のある伝え方が可能となります。自分がそのお店に入ることで、将来的にどうなっていきたいのかというビジョンを思い描きましょう。

退職理由と志望理由との関連を明確にする

退職理由と転職理由との間に一貫性があったほうが、なぜこの会社に入社したいのかが面接官にもよく伝わりやすくなります。その会社のホームページなどから引かれた言葉や制度などを抜き出し、そこを自分の退職理由とつなげながら話すことができるとなおよいでしょう。飲食店の退職理由は、履歴書や面接において伝え方が重要です。そのためには、自分がどうなりたいか、どうしたいかを明確にする自己分析が重要なんですよね。なかなか転職がうまくいかないという方は、この部分をみつめなおしてみてはいかがでしょうか?

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