就活ノウハウ

【飲食店勤務の方必見】転職時の職務経歴書の書き方を紹介

飲食店勤務は、毎日単調な仕事が多いため、職務経歴書をどのように書いたら良いのか悩んでしまう方も多いでしょう。しかし、飲食店勤務には魅力的なPR箇所が多くあります。今回は、飲食店勤務から転職する際の職務経歴書の書き方についてご紹介していきます。

飲食店勤務の人向け!職務経歴書サンプル

はじめに、飲食店勤務の方向けの職務経歴書サンプルをご覧ください。

飲食店の職務経歴書サンプル

20◯◯年◯月◯◯日(右寄せ)

職務経歴書(中央寄せ)

氏名(右寄せ)

【職務経歴の概要】

◯◯大学を卒業後、フレンチレストランでホールスタッフとして4年間勤務。接客、ホスピタリティ、フランス料理の基本、ワインの知識を身につける。その後、家庭の事情で引っ越したため、新居近くのイタリアンレストランに転職。ホールスタッフとして3年間従事し、フレンチレストランで学んだことを活かしながら、新たにイタリア料理の基本を学んだ。

【職務経歴欄】

<株式会社◯◯◯◯>

事業内容:飲食店の運営・経営

業種:フレンチレストラン

配属店舗:◯◯店

従業員数:15人(正社員5人、パート・アルバイト10人)

座席:70名

客単価:ランチ1,500円、ディナー5,000円

雇用形態:正社員

月給:19万円

期間:20◯◯年◯月〜20◯◯年◯月

業務内容:フレンチレストランのホールスタッフとして勤務。接客の他に、ホールのシフト作成、ホールスタッフのリーダーとしてスタッフの指導を行なった。また、新メニュー開発の手伝いも積極的に行い店舗の売上貢献に努めた。

退職理由:一身上の都合のため

 

<株式会社△△△△>

事業内容:飲食店の運営・経営

業種:イタリアンレストラン

配属店舗:◯◯店

従業員数:10人(正社員4人、パート・アルバイト6人)

座席:50名

客単価:ランチ1,100円、ディナー3,000円

雇用形態:正社員

月給:19.5万円

期間:20◯◯年◯月〜20◯◯年◯月

業務内容:イタリアンレストランのホールとして勤務。主な仕事は接客、備品の発注・管理。

退職理由:一身上の都合のため

【経験年数】

フレンチレストラン4年間

イタリアンレストラン3年間

【免許・資格等】

普通自動車第1種免許

食品衛生管理者

レストランサービス技能士

【PCスキル】

Excel、Word、PowerPoint

【自己PR】

私は、心を込めた接客をすることができます。大学卒業後に初めて就職したフレンチレストランで、お客様へ心を込めたサービスをすることに感動を覚え、勤続3年目の時に「レストランサービス技能士」の資格を取得しました。もともと接客業が好きで、学生時代から飲食店のアルバイトをしていましたが、食事マナーなどがあるフレンチレストランでの接客は私にとって特別に感じたのです。転職後、フレンチレストランからイタリアンレストランに変わりましたが、イタリアンで働くことで自分の知識の幅が広がることを実感しました。私は、丁寧にお客様へ接し、心地よい空間で食事を楽しんでいただくことを目標に毎日働いていました。お客様から「ありがとう」と声をかけていただけることが、何よりも嬉しく仕事のやりがいにつながっています。今後も、さらなるサービス向上に向け日々精進していきたいと考えています。

飲食店の職務経歴書を解説

職務経歴書のサンプルをご覧いただきながら、詳しい項目のご説明をしていきます。

日付、氏名、タイトル

職務経歴書の上部に「日付、氏名、タイトル」を記載するのが一般的な形式です。この時に、日付と氏名は「右寄せ」、タイトルである職務経歴書の文字は「中央寄せ」にしておくといいですね。記載する順番は、「日付(右寄せ)→職務経歴書(中央寄せ)→氏名(右寄せ)」という順で記載しましょう。

職務経歴書の概要

職務経歴書の概要部分には、自分の職務経歴のまとめを記載します。一般的に、職務経歴書の概要欄は簡潔に内容をまとめるため「で・ある調」で記載されることが多いですが、「です・ます調」でも問題ありません。これは面接をする方によっても異なりますが、です・ます調の方が丁寧な印象を受けるという方もいるようです。しかし、特に決まりはありませんので書きやすい方で書くと良いでしょう。また、職務経歴書の概要部分は、他の項目を書き上げてから記載すると書きやすいはずです。ノートにまとめを書き出してから清書してもいいですね。

職務経歴欄

職務経歴欄は、過去に自分が長く勤めた勤務先の会社概要等を記載していきます。勤めていた会社の公式ホームページなどを参考にしながら記載していくと良いですね。客単価や座席数などは、分かる範囲で記載していくと良いでしょう。なるべくお店の状況が、面接官にも伝わるように詳細を記すことをおすすめします。

過去に勤めた会社が2社以上ある時には、古い時期の会社から記載していく「編年体式」と、最新の職歴から記載していく「逆編年体式」があります。通常は編年体式ですが、直近の会社で大きな成功を収めていたり、次の応募先の職種と直近の会社の職種が近い内容だったりする場合には逆編年体式で記載することもおすすめです。

経験年数

経験年数の部分には、仕事の種類ごとの合計勤務年数を記載しましょう。もしも、職務経歴書に記載していない仕事を間にしていた場合は、その仕事の期間は省いて記入します。

免許、資格等

免許や資格、PCスキル等の欄には、自分が保持している資格名を書きます。ここで注意したいのが、応募先の職業に関係のありそうな資格を記載することです。応募先が飲食業ならば、高度なPCスキルや重機関係の資格などは必要ありません。一つでも応募先で活用できる資格やスキルを取得しておくと有利になるでしょう。

自己PR

自己PRでは、自分のどのような能力をアピールしたいのかを記載していきます。自分が働いてきた経験から何を学び、どのような能力が身についたのかが重要です。また、文章の構成を考える際には「結論→理由→具体例→結論(まとめ)」の流れで書くことを意識すると、読みやすい文章になります。「絶対にこの流れで書く」とこだわりすぎてしまうと無理矢理な感じが出てしまうので、あくまでも自然に意識しましょう。

アルバイト経験のみで職務経歴書を書く場合

ここで、アルバイトしか経験がない中での職務経歴書を書くポイントを3つご紹介します。

正社員として求められていることに対しての意欲を書く

まず、正社員として求められる仕事に対する姿勢や意欲があることをアピールしましょう。正社員とアルバイトの決定的な違いは、仕事に対しての姿勢や意欲です。アルバイトは、教えられたことのみにしたがってマニュアル通りに行動します。しかし正社員はそうはいきません。正社員ともなると、アルバイトがしていることは当たり前に求められる上に、自分で考えて会社に貢献しなければならないのです。そのため、アルバイトとして勤務していた時に「自らが考えて行動したこと」や「仕事の工夫を自分が考えたことで、お店の売り上げに貢献できたこと」などを盛り込むと好印象に繋がります。この時に大切なのが、「結果」ではなく「過程」です。アルバイトも正社員も関係なく、結果は出せなくてもその間の過程をどのように工夫したのかによって、仕事上で壁にぶち当たった時の乗り越え方を知ることができます。アルバイトでも仕事上で工夫したことなどをアピールしてくださいね。

活かせるスキルや経験があることを書く

応募先の仕事で活かせるスキルや経験・能力があることをアピールしておくと良いでしょう。例えば、飲食業のホールに応募するとします。飲食店のホールの仕事は、お客様とコミュニケーションを図り心地よい接客をしなければなりません。そこで、アルバイト時代で培った経験を活かしてお客様とコミュニケーションを図れることを盛り込みましょう。もしもアルバイトで接客の経験がないとしても、「従業員に対して細やかな気配りで働きやすい環境を整えた」などから「お客様にも細やかな気配りをしたい」などと繋げていけますね。自分がアルバイトで経験してきたことを、どう活かせるのかを詳細に述べると面接官に伝わりやすくなります。

自分に足りない部分は自己学習することを書く

アルバイトしか経験がない自分には、足りない部分があるため自己学習をして補うことも述べておきましょう。企業にとって、社会人経験がない方を雇うことはリスクのあることです。そこで、企業の不安を理解しているということもアピールするためにも「足りない部分は自己学習する」ことを盛り込んでおくと良いですね。企業は、「スキルや能力を持っているだけの人」よりも「意欲がある人」を採用したいと考えている場合が多いです。そのため、自分の能力やスキルよりも上の求人に応募したとしても、「現在勉強中です」「これから勉強していくつもりです」などと意欲を見せることで好印象になるでしょう。

職務経歴書の自己PRを書く際のポイント

最後に、職務経歴書の自己PRを書く際のポイントを職種別でご紹介します。

飲食店から飲食店へ転職する場合

飲食店から飲食店へ転職する場合には、前職で経験してきた全てが自己PRに使えるため非常に書きやすいです。例えば、飲食店のホールで働いていた場合、転職先の飲食店でずホールの経験やホスピタリティ精神をチェックされるそうです。そのため、自己PRを書く際にはどのように工夫をして接客をしてきたのかなどについて詳しく記載しましょう。「マニュアルにはなかったが、雨の日には必ず、”お足元の悪い中ご来店ありがとうございます”とお客様一人ひとりに声をかけていた」なども立派な仕事の工夫です。小さなことでも良いので、自分が仕事中に工夫していたことをアピールしましょう。

飲食店から一般企業へ転職する場合

飲食店から一般企業へ転職したい時には、飲食店で培われた「周りを見る目」「先を読む力」などをアピールするとよいでしょう。営業職でも事務職でも、周りを見られることや先を読める力というのは非常に重要です。周りを見て先を読んだ行動をする人は、どこの企業からも求められる人材だと言えます。自己PRを書く際には、「お客様の行動をよく見て先を読んだ行動をしていた」経験などがあれば書いておきましょう。

書き終えたらセルフチェックをして完了

今回は、飲食店で働いていた方向けの職務経歴書の書き方についてご紹介してきました。書き終えたら必ず自分でチェックを行ってください。

・簡潔なビジネス文書になっているか

・レイアウトは整っているか

・学校卒業後から現在に至るまでの情報が書かれているか

・誰が読んでも理解できる内容か

これらのことを意識しながら、もう一度自分で声を出して読み上げてみましょう。声を出して読むことでおかしな文章を見つけることができます。ぜひ試してみてくださいね。

 

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