就活ノウハウ

居酒屋のキッチンのバイトは初心者にはきつい?業務内容と応募時の志望動機の書き方とは

仕事を終えたサラリーマンや女子会、カップル、学生グループなどいろいろな人々が楽しく集い和気あいあいと語り合い、絆を確かめつつ、旨いお酒を味わいさわやかな酔いに身を任せる、そんな明るく晴れやかな空間を演出するのが居酒屋です。そんな活気あふれる雰囲気の中で働きたいと思う人も多く、高校生・大学生・専門学校生を中心に20歳前後の若い世代に人気の、アルバイトランキングでは必ず上位に入るのが居酒屋バイトです。居酒屋バイトの場合、キッチンスタッフと接客が中心のホールスタッフがありますが、今回はキッチンスタッフの方について紹介していきます。

居酒屋のキッチンバイトの仕事内容とコツを紹介

居酒屋のキッチンのバイトではどんな仕事をするのでしょうか。その具体的な業務内容について見ていきましょう。

仕込み

注文を受けてあまり時間をかけずに手早く調理してお客様に提供するためには、まずはお客様を迎える前に、食材の仕込みをしておかなければなりません。ある程度熟練を要する業務ですから初めからバイトに全て任せることは少ないかもしれませんが、指導を受けながら少しづつ覚えていくように要求されるでしょう。大型チェーンなど場合によっては、すでに仕込みが終わった食材を冷蔵庫に保管しておき、注文を受けて解凍するだけでOKというシステムが採用されているところもあります。

調理

食材を調理してお客様に食べていただける状態にまで完成させる、居酒屋の業務の中でも最重要と言ってもよいものの一つです。調理は当然経験と知識を必要とする業務ですので、バイトに入って初めから任される可能性は少ないですが、やはり熟練者の指導を受けながら少しづつ習得することを求められる場合もあります。また、上述の大型チェーンの場合のように、調理にあまり熟練を要しないシステムもあります。

皿洗い

後片付けが済み厨房の流し台に集められた食器や皿を洗う仕事です。バイトを始めて最初に任される仕事の中心はこの皿洗い・食器洗いだと思ってよいでしょう。キッチン未経験でもすぐにできる仕事ですが、心を込めた丁寧さが要求されます。ただし食器洗浄機・乾燥機が完備されたキッチンでは、少人数でこなす多種の業務のうちの一部ということになります。

食材発注

不足する食材・必要と思われる食材を考えて発注する業務ですから、これも経験と知識が必要です。初めは任されることはないかもしれませんが、習得するよう求められたら、現場の熟練者の指導を受けながらノウハウを身に着けていかなければなりません。

お酒作る

店によっては、お酒を作るのはホールスタッフが担当するところもありますが、調理と共にキッチンスタッフが担当する場合もあります。調理よりも先に習得するよう求められることもあります。調理もそうですが、お酒の種類と名前や注ぎ方を早めに覚えることが大切です。

高校生必見!居酒屋のキッチンバイトで受かるためのコツとは?

居酒屋でのバイト募集に応募する際には、一般的には履歴書を提出し、面接を受けなければなりません。採用担当者に「この人材はOKだな」と思ってもらえるようにするにはどうしたらよいのか考えてみましょう。

履歴書の志望動機

まず、自分なりに何故バイトしたいのか、何故その居酒屋がいいのか具体的に考えてみましょう。すると「お金がほしいから」「この店楽しそうな雰囲気らしいから」といったことが浮かんでくると思います。そこでそれを中心にしながら、履歴書に書いてもおかしくないような文章を作り上げていくのです。
「私はこれまで小遣いも、必要なものを買うときもすべて親からお金を出してもらっていましたが、高校生になって親の大変さが少しづつわかりかけてきました。それと同時に自分でほしいものを買うお金は自分で稼いでみたいと思うようにもなりました。そこでアルバイト先を探していたところ、貴店が募集をされていることを知りました。貴店に関しましては親などまわりの年配者が、明るくて楽しくていい感じの店だなどと言うのを聞いていましたので、ぜひ採用をお願いしたいと思い応募いたしました。」
というように自分の本音・本心をもとにして、採用担当者の心につながる文章を考えてみてください。文章が上手か下手かより誠意と意欲が込められているかどうかということが大事です。

面接対策

面接に向けて特に何かを大幅に変えなくてはいけないということはありません。服装や身だしなみ、態度・言葉遣いをあくまでも自分の常識でしっかりと判断して、面接に臨むことが大切です。一つキーワードとしてあげるならそれは「清潔感」です。過敏で神経質なまでの「清潔感」ではありません。もちろん華美過ぎ・派手過ぎ・目立ち過ぎはアウトです。あくまでも常識的な、まともな「清潔感」を採用担当者は求めています。

居酒屋のキッチンバイトで、社会経験を積んでいこう!

居酒屋でバイトをして自分でお金を稼ぐという経験は、長い人生の中で大きな意味を持つことは間違いありません。しかし、まだそんなことまで考える余裕などないのが普通かもしれません。「とりあえずお金がほしい」そんな現実的な所からの出発でもかまいません。それでも頑張って続けていくうちに「なんだかお金のためだけじゃなくなってきたな」「きついけど何だか楽しいな」「俺って(私って)結構あの店で必要とされているかも」というように、学校とは違った世界の中での自分の価値や可能性が少しづつ見えてきたりします。もちろんいやなこともあります。そんな中で、お金を手に入れる喜び、それももちろん大きいのですが、それとはまた別の、これまでに味わったことのない何か達成感のようなものを実感する、そのような経験もぜひ手に入れてみてください。

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