飲食店ノウハウ

飲食店で年収1000万円は可能?スキルアップして独立すれば見込みあり

2019年8月15日

飲食店で働いている人の中には、スキルアップを積み重ねたあと、将来的には独立・開業して、一国一城の主となることを目指している人も多いことでしょう。そのためにも、現在すでにその状況にある先輩の年収などについても知っておきたいところだと思います。さらに、独立後の第一段階として年収1000万円を目標にするというのはどうでしょうか。今回は年収1000万円ということにスポットを当ててみます。

飲食店経営平均年収の現実は?

まず、飲食店経営者の平均年収はどのくらいでしょうか。また、実際に独立開業するにあたって必要な資金や資格はどうなのででしょうか。

飲食店経営の平均年収は?

ある経済専門誌の調査によると、一般的な世帯の平均年収は、約450万円なのに対し、飲食店経営者の平均年収は600万円を超えています。(2006年日経レストランONLINEのデータ)平均だけを見るとサラリーマン家庭より飲食店経営者の方が年収は高いようですが、赤字経営の店の場合の平均年収は300万円程度ということで、その内情はいろいろということです。例えば居酒屋経営者の年収の幅を見てみると 300万円~2,700万円ということになっています。1店舗経営で赤字状態の店から、多数の店舗を経営してしっかりと黒字を出している店まで本当に幅広くあるようです。そのうち4店舗経営して2億円の年商を上げている店の経営者の年収がだいたい1500万円ということです。ということは、年収1000万円の場合の年商は1億数千万円必要ということになります。

飲食店開業に必要な資金は?

業態によっても違いは出てくると思われます。例えば内装も比較的簡素で椅子やテーブルもそれほど凝る必要のないラーメン店を開業する場合、一年目で最低500万円~600万円の資金が必要と言われています。しかし、レストランになると内装やテーブル・椅子へのこだわりも必要でしょう。家族連れなど、数グループが座れるテーブルとカウンターといった広さや厨房まで含めた必要設備などを考えると、1,500万円~2,000万円ほどの開店資金が必要と言われています。そのためチェーン店か、2階が住居部分になった住宅兼店舗となっている店が多いようです。

補足:飲食店開業に必要な資格

居酒屋やレストランなどの飲食店を開業する場合、調理師免許と食品衛生責任者の資格の取得者が必要です。さらに経営者には防火管理責任者の資格が必要となります。食品衛生責任者の資格は栄養士の資格を取ればほぼ自動的に取得が可能です。防火管理責任者は消防署の講習会を受講すれば、費用3,000円~5,000円の出費で取得できます。

資格ではありませんが、飲食店勤務で習得したキッチン・ホールでの経験や店舗運営のスキルがあればかなり大きな力となることでしょう。

飲食店経営で年収1000万円を目指して

さて、店舗運営の第一目標を年収1000万円に設定したとして、その目標達成のためにはどうしたらよいのでしょうか。

年収1000万円を超えるには

現実的には、1店舗のみの経営で年収1000万円を目指すのはかなり難しいと思われます。実際に、年収1000万円を達成している飲食店経営者の多くは、多店舗の経営者です。つまり、最初の1店舗目でノウハウを確立し、それを2店舗、3店舗へとつなげていく手順を踏んでいくことになります。

複数店舗経営を目指すには?現場で学んでおくべきこと

では、複数店舗経営を目指していくためには、どういうことを実践したらよいのでしょうか。あるいは、実際にその道に踏み出す前に、飲食店勤務の中でスキルアップと共にどういうことを学んでおくべきでしょうか。

立地の選択

店の周りの環境はどうなのかという立地の選択は、かなり重要なカギになると思われます。学生の多い町、サラリーマンの多い通り、家族連れでにぎわう商店街など、予想される環境はさまざまです。基本的な客層が、自分の目指す店のスタイルと会うのかどうか、十分に調査して確認しておかなければなりません。場合によっては、店舗ごとにコンセプトを変えて、立地に見合う店づくりをゼロからしていくことも必要になります。SNSなどによる新規客層の開拓という手もありますが、それもやはり、地元・周辺のお客様を大事にするという「土台」があってのことでしょう。

経費の管理

開店資金から、月々の人件費、家賃、食材費、電気ガス水道代など、経費の管理をきちんと継続的にやる必要があります。その中で省くことができる無駄、抑えられる経費をチェックしていかなければなりません。逆に人件費や食材費などを削りすぎると、人材確保に困難が生じたり、品質の低下を招きかねません。慎重で厳重な管理が必要です。

人材育成も学んでおこう

「お金の管理」だけではなく「人材の管理」も大切です。理想的な店を目指すあまり、スタッフに対して口やかましく厳しい指導をし過ぎても、逆効果となるでしょう。逆に、甘いルールを認めてしまっては、お客様への印象に悪影響をおよぼす可能性もあります。人材育成は教育者としての高度な能力が求められることになります。一朝一夕に習得できるモノではありませんので、飲食店勤務の中でしっかりと習熟しておかなければなりません。

飲食店勤務でスキルを身につけ将来の年収1000万円を目指そう!

飲食店経営で年収1000万円という目標には、一朝一夕には、到達できるものではありません。まず、飲食店勤務でスキルを身に付け、運営の技法を学び、満を持して第1店舗目を開店することが先決です。順調に成功すれば、さらに新しいアイデアを盛り込んで、2店舗目、3店舗目へとつないでいく。そういった手順を踏み、試行錯誤を重ねた結果として、ようやく年収1000万に到達するのです。夢が大きい分、必要なエネルギーも膨大となります。しかし、日々のスキルアップの積み重ねをしていれば、道は開けることでしょう。飲食業界での仕事を求める人、すでに仕事をしている人にとっては、目指す価値があると思います。

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