就活ノウハウ

バーのバイトに合格するには面接での受け答えが大事。質問例やポイントを解説

一般的・大衆的なイメージが強い居酒屋とちがって、高級感漂う夜の社交界、バー。中には、若い世代を中心に盛り上がる、にぎやかなバーもあるようですが、やはり基本的なバーのイメージは、ゆったりとした気品と風格と余裕を感じさせる大人の空間といったところでしょうか。この、俗世間とは一線を画した異次元世界では、カクテルなどを中心に実に多くの種類の酒が提供されていますが、普通の酒好きの人ではそう簡単に足を踏み入れることのできない憧れの世界ともなっています。このように、特殊な世界観のある職場だけに、バイトの採用に関しても、やはりハードルは高めとなっているようです。接客業バイトに普通に求められる、職務に対する誠意や真面目さは共通といってもよいでしょうが、さらにバーのバイトに関しては、話術を含めた社交性が求められるようです。その辺のことを頭に入れて、バーのバイトの面接について見ていきましょう。

バーバイト面接での基本的な注意点

まず、バーのバイト面接を受ける時の基本的な注意点を確認しておきます。

服装、身だしなみの注意点

バーにも高級なバーとカジュアルなバーがありますが、高級なバーであれば、スーツでの面接と思って間違いないでしょう。髪もその雰囲気に合うようなセットが必要です。カジュアルなバーであれば、普通の私服よりファッションセンスを意識した私服の方が歓迎されるでしょう。髪もまたそれに合わせたスタイルが必要になります。バーの雰囲気に応じて判断することが大事になってきます。

これまでの経験の伝え方

同じバー業界での経験があれば、ノウハウを知る即戦力としての期待は高いでしょう。ただ、退職理由についてはいろいろと聞かれる可能性は高いです。人間関係への不適応や、意欲のなさで前職を辞めたのであれば、採用は不可という店側の裁量のための質問ですから、「家庭や大学のやむを得ない事情が発生して辞めざるを得なかった」というように、正当な理由を示したほうがよいでしょう。

もし、バー業界未経験であっても構いません。新しい未知の分野に挑戦することへの、意気込みと情熱をしっかりと抱いて面接に臨むことが大切です。

志望動機の伝達ポイント

バーのバイトであれば、社交性は重要な要素となりますので、「接客の仕事が好きだから」という志望動機は積極的にアピールしたほうがよいでしょう。その他に、「おしゃれで上品な雰囲気にあこがれを抱いている」というようなことも、バーでは重要な価値を持つ志望動機となります。また「将来自分でもバーを経営したいので勉強したい」ということも真剣味を感じさせる志望動機と言ってよいでしょう。

さらに、できるなら、それらの志望動機に、「このバー(貴店)で意欲と誠実さを忘れずに働き、お客様から信頼していただける人材になっていきたい」という、そのバーでの勤務に対する情熱と決意をはっきりと付け加えれば、一段と強力な志望動機になることも確認してほしいと思います。

バーのバイト面接でよく聞かれること

さて、ここでは、実際にバーのバイト面接でよく聞かれることを確認していきます。

質問例「時間制限は?」

バーの営業は深夜まであります。客の入りが多いときは、終電以降にまで伸びます。場合によっては、営業が早朝まで続くこともあるので、時間的融通が利くかどうかは、バーにとっては面接での大事な質問になります。終電までに帰れるシフトもありますが、当然、突然の時間延長に対応できる人材を、バーとしては求めたいということになります。

質問例「接客は好き?」

バーの客にはいろいろなタイプがあります。話好きの陽気なタイプもあれば、気難しいタイプもあります。自慢話が尽きないタイプもあります。基本的には、バーのバイトから見たら年上の客が多いでしょう。それらすべての客の話を聞き、客に応じた適切な会話を繰り広げる才能が大事になってきます。個人的には合わない、極端な言い方をすると嫌悪感を感じる客もいるかもしれません。そういったことに無関係に会話ができる社交性が求められるのです。

質問例「酒は好き?酒に強い?」

普通に考えると、バーでバイトをするわけですから、酒が好き、酒に強いに決まっていると思うかもしれませんが、実は、バーのバイトの中には酒の強くない人もたまにいるようです。客からのおごりをいただく場合も、酒ではなくソフトドリンクにしてもらうのです。バーという世界に飛び込むわけですから、基本的には酒好きで酒に強い方が理想的ですが、そうでなくても、道は開かれているといってよいでしょう。

バーのバイト面接では真面目さと社交性どちらも重要!

バーのバイト面接において重要となるのは、まず、他の接客業界と同じように、お客様に満足感を味わっていただこうとする誠意・真面目さ・真剣さです。そしてそれに加えて、バーにおいては、高級感漂う雰囲気の中での、社交的な会話や振る舞いができることが重要視されます。ただし、それが最初からきちんと身についていなくてもよいのです。カクテルをつくり、お客様と接し、バーの世界に慣れていく中でだんだんと身につけていくものなのです。まずはその世界へ飛び込む情熱と意欲が最初のエネルギーとなることでしょう。

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