ビールといえば海外生まれのお酒ですが、独自に進化した日本の缶ビールは海外と比べても負けず劣らずです。
特に冷やして飲む美味しさは格別ですから、この魅力を外国人にも是非教えたいところです。
目次
1.サッポロ エビスビール
缶ビールの定番エビスビールは、いわゆるプレミアムビールの代表的なブランドで、苦味やコクといった深い味わいが楽しめます。
誕生からなんと130年以上を超える歴史ある銘柄と言えるでしょう。
この品質は世界の様々な地域でも評価されていて、これまでにも数多くの賞を受賞してきました。
一番の特徴は大麦の種子を発芽させた麦芽を100%使用していることです。
製造工程で麦芽の熟成期間は一般的なものと比べると長く、
これによりしっかりとしたコクやまろやかな味わいを生み出しています。
それだけではなく原料の全てにおいてよりすぐりの素材だけを使っていて、これによりふくよかな香りが生み出されています。
ほのかな苦みや圧倒的な黒、ホップの風味のバランスもよく、たまらない味わいとも言えます。
キレは控えめなのでキレを求める人向きではないものの、
日本のプレミアムビールの良さが手軽に楽しめるのは間違いないです。
甘味や酸味といった要素も味わえるので、1缶で満足できる魅力的なビールだといえるでしょう。
瓶もありますが、缶でも十分にエビスらしさを確かめられるので、
手軽におすすめしたり味わうなら缶一択です。
2.サッポロ ラガービール
サッポロラガービールは苦味に特徴があるビールで、
程良いキレとコクを併せ持っているのが魅力です。
苦味が主張するので好みは分かれるでしょうが、
香りが強過ぎないのでくどくなく、苦味を受け入れることができれば十分に楽しめるはずです。
最初は苦手でも2本3本と飲むうちに好きになったり、
これ以外では物足りないと感じる人も少なくないです。
苦味の主張は割と日本のビールらしいところなので、外国人に知ってもらうのに最適です。
3.サッポロ 生ビール黒ラベル
同じくサッポロの生ビール黒ラベルは、
苦味を抑えてキレとコクをバランス良く実現しています。
特徴はどちらかといえば甘味が強い傾向で、
比較的人を選ばず、誰にとっても飲みやすいと思われます。
他にこれといった特徴はありませんが、
だからこそ缶ビールの王道的で、飽きずに飲むことができるわけです。
ビールが苦手な人でもこれならという銘柄なので、外国人にもきっとウケるはずです。
4.サントリー ザ・プレミアム・モルツ
ザ・プレミアム・モルツは苦味とコク、酸味を出したバランスのビールで、
香りに特徴があってドイツビールに近い傾向です。
サントリーのザプレミアムモルツは、ラベルからも高級感が漂い、それを裏切ることのない上品な味わいが特徴です。
ホップの苦味や香りを最大限に活かした製法で、豊かな香りと深いコクが実現されています。
香りにハーブのような草を思わせる部分があるので、
そこは人によって好き嫌いはあるでしょうが、好きな人には堪らない香りです。
外国人にとって海外のビールに近い印象ですから、
他の日本の缶ビールを受けつけなくても、このビールならいける可能性があります。
5.キリン クラシックラガー
キリンクラシックラガーは昔懐かしい味で、
強い苦味がダイレクトに伝わるのが特徴です。
コクや味わいも併せ持ちますが、全体的に味は薄めで香りも強過ぎず、
苦味が残らないので後味は良好です。
甘味や酸味もないわけではなく、絶妙なバランスで同居していますから、
十分に外国人にもおすすめできるでしょう。
いわゆる熱処理らしい苦味が楽しめるので、
苦味を好む外国人向けの缶ビールです。
6.キリン 一番搾り生ビール
キリン一番搾り生ビールは、甘味とコクが強めのまろやかで
重厚感のある、名前のように生ビールらしさが味わえる一品です。
麦の良さを引き出して活かしていますから、
麦を味わいたい外国人にも認められること間違いなしです。
口当たりは柔らかく、分かりやすいキレや苦味ではないので、じっくりと味わうことができます。
酸味は控えめで癖は少ないですから、麦に抵抗感がなければ大丈夫です。
7.アサヒ スーパードライ
アサヒスーパードライはキレ重視の辛口で、強い炭酸による喉越しの良さが魅力的で
根強い人気の理由は品質の高さにあると言えます。
苦みと甘みを抑え、さらりとした飲み口と切れは外国人にも好まれています。
キンキンに冷やして飲む、日本のスタイルに適しているビールですから、
日本らしいビールを尋ねられた時におすすめできます。
ぬるいと飲みにくくなるので、冷たいうちに飲み切る必要がありますから、時間を掛けて楽しみたい人には不向きでしょう。
しかし、常温で飲む為のビールではないので、冷やしてゴクゴクと飲み切るのが正解です。
8.サントリー 東京クラフト
サントリー東京クラフトは清涼感のあるデザインの缶が魅力で、イメージ通り味も爽やかでスッキリです。
濃厚さを求めるよりもスッキリ感を求める人向けで、好みに合えば澄み渡る喉越しを味わうことができるでしょう。
苦味と香りを両立していますが、しつこくないので重厚ではなく、
むしろ味わいを楽しみつつも癖のある後味が残らないのが良いところです。
缶がおしゃれで女性ウケも良く、日本人にもおすすめできる魅力的な銘柄の1つです。
9.オリオンビール オリオンザ・ドラフト
オリオンザ・ドラフトはキレと甘味を併せ持つ、沖縄らしい味が楽しめる缶ビールです。
海外のビールを連想させる味のバランスで、東南アジアで味わえる味に似ていると評されます。
その為アジア料理全般にマッチしますし、アジアのビールに抵抗感がない外国人であれば、高確率で気に入ると考えられます。
苦味は殆どなくてコクと酸味は控えめですから、好みが分かれるといえばそうでしょうが、食事に合わせやすいのは確かです。
10.キリン ラガービール
そして最後はキリンラガービールです。
こちらも130年以上の歴史があり、ラガーとは低温で熟成させて作るものの総称です。
通常のものと比べると渋みとコクの強さが特徴と言えるでしょう。
極限まで冷やしたグラスでキリッとした喉越しを味わいたいところです。