日本人にとっては定番のビールでも、外国人が好むものはまた違うとも言えるでしょう。
そこで今回は外国人に教えたい、おすすめの一般的に知られていない日本のビール10選についてご紹介したいと思います。
1.ヤッホーブルーイング よなよなエール
まず第一に挙げられるものは、ヤッホーブルーイングのよなよなエールです。
あまり聞いたことがないという人が多いかもしれませんが、
長野県の軽井沢にある醸造所、よなよなの里で販売されている人気商品です。
一般的なものとは異なる製造工程で作られるもので、
原料となる酵母の発酵方法に違いがあります。
比較的高めの温度で発酵させるのが一つの特徴となっています。
製造工程の違いは味を大きく左右し、香り豊かで深い味わいが一つの特徴です。
よなよなエールは、フルーティーで多様な香りや味わいを持っていて、
苦みや爽快感などを重視している一般的な日本のビールとは異なります。じっくりと香りを楽しみながら味わってみると良いでしょう。
2.石川酒造 TOKYOBLUES
二つ目に挙げられるものが石川酒造のTOKYOBLUESです。
150年以上に渡って手作りのお酒にこだわり続けてきた石川酒造の力作となっています。
酒造りに使っている水は東京の地下150メートルから汲み上げている天然水です。
柑橘系の爽やかな香り、フルーティーな舌触り、シャープな苦味が特徴です。
3.協同商事 コエド瑠璃
三つ目は協同商事のコエド瑠璃です。
協同商事は青果物の卸売や食品輸入など幅広い事業を展開しています。
この会社がビール事業を牽引し、その中でもヒットした商品がコエドです。
コエドは全部で6種類ありますが、その中でも高い人気を誇っているものがこのコエド瑠璃と言えるでしょう。
軽やかな口当たりと深みのある味わいが特徴で、ほのかに柑橘系の香りが漂い、苦味のバランスがクセになります。
4.ヤッホーブルーイング 東京ブラック
四つ目はヤッホーブルーイングの東京ブラックです。
よなよなの里の定番商品でもあるものが東京ブラックです。
様々な賞を受賞し、その実力は世界でも認められていると言えます。
東京ブラックの特徴は黒褐色の液体と苦味です。
とはいえ苦みよりも甘みが強く、柔らかい口当たりと言えます。
グラスに注ぐと、ローストされた麦芽とココアのような香りを感じることができます。
甘いおやつや飲み物が好きな人には特におすすめと言えます。
5.ヤッホーブルーイング インドの青鬼
五つ目はヤッホーブルーイングのインドの青鬼です。
こちらもよなよなの里が製造している商品で、こちらも輝かしい経歴を持つ個性派です。
一番大きな特徴はホップの強烈な苦味と深いコクです。
ひとたび飲めばその苦さをすぐに感じることができるでしょう。
しかし濃厚な味わいがあり、この苦味とコクのバランスは他では味わうことはできません。
日本のビールについて
日本のビールは全体的にクオリティが高く、
アメリカやドイツなどの平均レベルはかなり高いものの、
日本はそれに追いつきそうな勢いです。
場合によってはもう同じレベルにまで達しているかもしれません。
このような理由はおいしさはもちろんですが、職人や醸造所の情熱などを感じられるからとも言えるでしょう。
作る側がよく研究をして、経験を積んでいることが明らかです。
アメリカやヨーロッパにも行って勉強したりと、その成果が確実に現れています。
日本での歴史はまだ150年ほどとされていますが、ヨーロッパでは500年の年月が経っています。
それなのにも関わらずレベルが追いついているということは、職人たちの情熱や技術が素晴らしいものであることの証です。