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アルバイトでも一人暮らし可能!一人暮らしに必要な生活費などを紹介

アルバイトだけで一人暮らしをすることはできます。しかし、生活費を節約しながらアルバイトに打ち込む生活になる可能性が高いです。そうならないためには時給の高いアルバイト先を探しましょう。今回は、一人暮らしでかかる生活費や引越し初期費用、またどれくらいの時給のアルバイトを探せば良いのかをご紹介します。

アルバイトでも一人暮らしは貯金があれば可能

アルバイトだけで一人暮らしをすることは「可能」です。しかし、アルバイトというのは、出勤して働いた分だけの時給でしかお金を稼ぐことができません。そのため、体調不良やプライベートな予定があってアルバイトを休んでしまうと、その分の給料は入りませんので、その月にもらえる給料が少なくなります。アルバイトだけで一人暮らしをすることはできますが、ある程度の貯金がなければ辛い思いをすることになるかもしれません。

アルバイトで一人暮らしをする人のワケ

アルバイトで一人暮らしをするという方には、様々な理由があります。

・実家から大学に通うのが遠いため、アルバイトで一人暮らしをしながら大学の近くに住んでいる
・学校卒業後、何らかの理由から正社員としてではなくフリーターとして働いている
・夢を追いかけるために時間的融通のきくフリーターをやっている

このように、アルバイトで一人暮らしをしている方は様々です。ここで注意していただきたいのが、フリーターとは学校を卒業した後にアルバイトのみで生計を立てている人のことです。学生がアルバイトをして一人暮らししている場合はフリーターとは呼びません。

一人暮らしを始めるための引越し費用

ここからは、アルバイトで一人暮らしをするためにかかる費用について詳しくご説明していきます。今後、一人暮らしを考えている方は参考にしてください。

一人暮らしの引越し初期費用

まず、一人暮らしの引越し初期費用について見ていきましょう。

敷金・礼金

「敷金(しききん)」とは、賃貸物件を退去する際に壊してしまった箇所などの修繕費用として支払っておくお金です。「部屋の修繕費を前払いする」というイメージを持っておくと良いでしょう。敷金は、前払いした金額よりも少ない金額で済んだ場合、差し引かれて戻ってきます。

「礼金(れいきん)」とは、賃貸物件を所有する大家さんにお礼として支払うお金です。礼金は敷金とは異なり、大家さんにあげてしまうお金ですので退去時に戻ってきません。最近では、礼金が0円の物件も増えてきています。

敷金も礼金も目安は1ヶ月分とされていますが、中には礼金を2ヶ月分に設定している物件もあるため注意しましょう。

仲介手数料

「仲介手数料」とは、物件を案内してくれたり、物件の契約手続きを担当してくれたりした不動産会社に支払う手数料です。金額の目安は「0.5〜1ヶ月分+消費税」が相場となっています。ただし、仲介手数料は法律上「1ヶ月分まで」と上限が決められていることを留意しておきましょう。なぜならば、悪質な不動産会社はそれ以上の仲介手数料を請求してくる場合があるからです。法律で上限が決められていることを知っていれば、無駄なお金を払わずに済みますよね。

その他の引越し費用

敷金や礼金、仲介手数料の他にも引越し費用としてかかるものがあります。

・「引越し業者代」…一人暮らしの場合30,000〜100,000円と幅が大きいです。これは、荷物の量によって変動します。
・「保証料」…賃貸物件を契約する際に、連帯保証人が立てられない方が利用する「保証会社」へのお金です。万が一家賃を支払うことができなくなった場合に備えて保証会社を利用します。連帯保証人がいる場合や、連帯保証人不要という物件を契約する場合は保証料は支払わなくても良いかもしれません。保証料の目安は「家賃+共益費0.5ヶ月」です。
・「火災保険料」…火災や水漏れなどのトラブルに備えて火災保険に加入する必要があります。火災保険は入居時に必ず請求されるもので、一人暮らしの場合は15,000円前後が相場です。支払先は、損害保険会社となります。

これらの他にも、鍵の交換費用やクリーニング費用などが発生してくる場合がありますので、引越しの際には家賃の約5倍の金額を準備しておくことをおすすめします。

アルバイトで一人暮らしの生活費を稼ぐには高時給バイトを選ぼう

アルバイトだけで一人暮らしをするには月にどれだけの費用が必要なのか、見ていきましょう。

アルバイトで一人暮らしする人の生活費例

・家賃…40,000円
・食費…20,000円
・水道光熱費…8,000円
・日用品、雑費購入…10,000円
・通信費…5,000円
・交際費、娯楽費等…20,000円
合計 103,000円

この一例は、家賃も比較的安い場所で、節約している場合の生活費の計算となります。こうしてみると月々10万円以上なければ生活できないことが分かりますね。さらにアルバイトでも税金の支払い義務があります。詳しく見てみましょう。

アルバイトでも税金の支払いがある

アルバイトで支払わなければならない税金は以下の通りです。

・国民年金…約16,000円
・保険料…約10,000円
・所得税…約2,000円
合計 28,000円

アルバイトで生活する上で、国民年金はかなりの痛手ですよね。先にご説明した生活費と合わせると、一人暮らしで必要な1ヶ月の費用は「131,000円」です。生活費を極限まで減らしたとしても約12万円は必要でしょう。余裕のある生活をしたい方は、月18万円程度稼ぐと良いですね。

時給1,100円以上のアルバイトがおすすめ

ここまでで一人暮らしに必要な費用がお分かりいただけましたか?アルバイトで18万円を稼ぐには、通常通りにアルバイトをするだけでは難しいでしょう。効率よくお金を稼ぐには「時給の高い」アルバイトを選ぶ必要があります。月18万円を稼ぐために目指すべき時給は以下の通りです。

180,000円(目標の月収)÷20日(出勤日数)÷8時間(1日の労働時間)=1,125円(時給)

つまり、月18万円を稼ぐためには1,125円以上の時給のアルバイトを見つけなければなりません。この計算式では、月に20日出勤し、どの日も8時間勤務した場合で計算していますが、学生でアルバイトをする場合は、これほど多くの時間シフトに入ることはできないでしょう。したがって、できればより高い時給のアルバイトを探すことをおすすめします。

アルバイトで一人暮らしをするには「節約」する

今回は、アルバイトのみで一人暮らしをすることは可能なのかについて説明してきました。アルバイトだけで一人暮らしは可能ですが、貯金をしておくことや時給の高いアルバイトを探すことが必須になってきます。また、一人暮らしをする上で「節約」を意識しておかなければ、収入よりも支出の方が多くなってしまうことがあるかもしれません。気を引き締めて節約をしながら生活することを念頭に置いておきましょう。

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