居酒屋のアルバイトはその他の業種に比べて時給がやや高めに設定されている店舗が多く、お金を稼ぎたい方にとってはぴったりです。業務がホールとキッチンの2つに分かれているため、それぞれ自分の適性にあった仕事を選べるのも魅力的。お店によってはまかないが出るなどの嬉しい特典もあります。今回はそんな居酒屋のバイトの面接に合格するために知っておきたいよく聞かれる質問や、当日の服装で気をつけるべきポイントなどをご紹介。
居酒屋でバイトしたい!面接への応募電話をすべき時間とは?
魅力的な求人を見つけた際、まずやることといえば面接のためのアポ取りです。現在ではWEBで応募し、面接日程のすり合わせをメールのやりとりで行うケースが増えていますが、店頭に求人の紙を貼り出していたり求人情報が求人誌にしか掲載されていない場合は記載された電話番号に連絡する必要があります。
このとき気をつけたいのが、電話をかける時間帯です。居酒屋によってはランチタイム営業を行っているお店がありますので、その場合は忙しい12〜13時前後を避けた時間か、夜は21~23時の間に電話をすることをおすすめします。
面接当日、お店には何分前に到着しておくべき?
面接当日、お店へはだいたい5〜10分前に到着しておくようにしましょう。それよりも早く到着すると、お店側にとって迷惑になる可能性が高いので注意が必要です。反対に、遅刻は厳禁。面接に遅れると採用担当者からは、「この人を採用してもシフトの時間を守ってくれないだろう」などと悪く捉えられてしまいます。
何らかの理由で遅刻してしまいそうなときは必ず電話をかけてその旨を伝え、謝罪しましょう。
居酒屋のバイト面接で聞かれることとは?
居酒屋のバイトの面接では基本的に履歴書の内容に沿った質問がされます。そのため、履歴書を作成すると同時に受け答えの練習を行っておくと安心です。なかでも必ずと言ってよいほど訊ねられることが志望動機(応募理由)ですので、回答例をご紹介します。
志望動機について
志望動機を答える際は、「こちらのお店は普段から利用していて、いつも店員さんの明るい接客に元気をもらっています」「店内やメニューの素朴な雰囲気に惹かれました」などと、その店独自の魅力について触れると好印象に繋がります。なぜなら採用担当者は、「山ほど居酒屋が存在する中で、なぜうちの店を選んだのか?」という点に関心を寄せているためです。
そのほかでは、「家から通いやすい立地なので、週4以上出勤できます」「深夜勤務ができるバイトを探していました」などと、立地条件や業務形態にからめても良いでしょう。
もし今までに居酒屋でのバイト経験がある場合は、即戦力になれることをアピールするのもおすすめです。
時給が高めに設定されている店舗に応募する際は、稼ぎたいということを志望動機にしても良いです。このとき、「両親にできるだけ負担をかけず、なるべく自分で学費や授業料をまかないたいと考えています」「貯金したお金で海外に留学することが夢です」など、お金を稼ぎたい目的を明らかにすることで、採用担当者に対してバイトにかける意欲を示すことができます。
また、前述の通り居酒屋の業務はホールとキッチンの2つに分けられていますので、ホール志望の場合は接客が好きであること、キッチン志望の場合は料理が好きであることをアピールすると良いでしょう。
これまでひとつもバイトをしたことがない場合は、「経験はありませんが、仕事を通じてお客様を笑顔にしたいです」などと仕事にに対する熱意を見せることが重要です。
居酒屋のバイト面接に行く際の服装や髪型について
居酒屋のバイトはカフェやレストランなど、その他の飲食店系バイトに比べて服装や髪型についての決まりがゆるい場合が多く、面接時もスーツを指定されることはほとんどありません。
トップスには襟付きのシャツなど無地かそれに近いデザインを選び、ボトムスは男性の場合チノパン、女性の場合パンツスタイルはもちろん、スカートも丈が短すぎなければ大丈夫です。靴はスニーカーや革靴、女性の場合はヒールが低めなパンプスもおすすめです。
また、求人に「髪色自由」とある場合は明るい頭髪でも採用に響かないはずなので、わざわざダークトーンに染め直す必要がないのが嬉しいポイントです。ただ、清潔感が重要なので長髪はひとつにまとめておくほうが無難でしょう。
ピアスはつけたままで大丈夫?
居酒屋バイトの求人では「ネイル・ピアスOK」と記載されている店舗がありますが、そのような場合でも面接に訪れる際はどちらも外しておくことをおすすめします。勤務中にネイルやピアスをつけることが許可されていたとしても、面接時に採用担当者から印象を悪く捉えられてしまえば不合格になってしまうためです。
居酒屋のバイト面接に落ちる理由とは?
バイトの面接には残念ながら受かりやすい人と受かりにくい人がいます。面接に落とされやすい理由としては下記が挙げられますので確認してみてください。
<履歴書の不備の例>
- 履歴書の写真が貼られていない/写真が怖い
- 項目欄がほとんど空欄である
- 誤字脱字が多い/字が乱雑
- シワや汚れ、破れがある
<面接当日の様子>
- 連絡なく遅刻する
- スウェットやサルエルパンツ、ミニスカートなど清潔感に欠ける服装
- 挨拶ができない
- 目を見て話せない
- 言葉遣いが乱暴で幼稚、敬語が使えない
- 腕や足を組む
- ぼそぼそ/早口でしゃべる
- 質問に対して回答が噛み合わない
このほかにも、前述の志望動機の内容が悪ければ面接に落とされることも。たとえばキッチンを志望する際、「ホールに比べて人に合わなくて済むと思ったから」などと言えば、当然ネガティブな印象に繋がります。
希望シフトが週に1〜2回、一日2〜3時間など、わずかな時間に限られている場合も合格しにくいです。お店が求人を出しているのは人手不足のため。より多くシフトに貢献できる人の方を優先的に採用する傾向にあります。
高校生でも居酒屋のバイトはできる?
結論から言って、高校生でも居酒屋でのバイトは可能です。ただし、法律によって18歳未満の場合は22〜5時の就業が禁止されているため注意が必要です。18歳以上の場合であっても、学校の校則によっては22時以降のバイトを禁止しているところもあるため、あらかじめ確認をしておきましょう。
居酒屋バイトをはじめるためには面接前の準備を念入りに!
今回は居酒屋のバイト面接に応募する際、電話をかけるベストな時間帯や面接当日に聞かれる志望動機の回答例、服装で気をつけるべきポイントなどをご紹介しました。居酒屋の時給は他業種に比べてやや高い傾向にありますので、お金をたくさん稼ぎたいと考えている人にはおすすめのバイト先と言えるでしょう。高校生の場合はシフトの時間に注意してバイトに応募するようにしてくださいね。