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飲食店のバイトへの応募で有利になる志望動機の書き方と例文をご紹介

数あるアルバイト先の中でも飲食店は人気の高い職業ですので、面接に合格するためには採用担当者に対してバイトにかける熱意や意欲がこもった志望動機を伝えなければなりません。当記事では、飲食店のバイトに合格するために効果的な志望動機の作成方法とその例文をご紹介します。

飲食店バイトで求められる人材とは

まずは飲食店のアルバイトで求められる人材について理解を深めましょう。飲食店での業務は基本的にホールとキッチンに分かれ、それぞれ異なる適性が求められます。

ホールスタッフの場合

お客様が飲食をするホールで働くホールスタッフはいわば「お店の顔」。業務としては、お客様入店時のあいさつに始まり、席への案内、注文伺い、料理運び、会計、見送り挨拶など、お客様と直接で関わる内容がメインです。そのため、ホールスタッフにふさわしい人材とは、お客様にくつろぎと安心感を提供できるような、明るい笑顔、丁寧な物腰と言葉遣い、清潔感が感じられる身だしなみの持ち主ということになります。

キッチンスタッフの場合

お客様に提供する料理の調理やドリンク作りを担当するのがキッチンスタッフの仕事ですので、注文を間違えずスピーディーに調理できるスキルが大切な要素となります。他にも、食材の発注から納品・管理・仕込みなどの業務が割り当てられる場合があり、こちらでも正確さやスピードを求められます。

キッチンスタッフは厨房・キッチンにいるため、普段お客様と接することはほとんどありません。そのため、ホールスタッフに比べて笑顔や愛想を求められる度合いは低いですが、スタッフ同士が気持ちよく働くためには明るく元気なふるまいが大切です。

面接前には魅力的な志望動機の作成を行おう


飲食店のアルバイトに応募する際、ほとんどの場合で履歴書の提出が求められるため、志望動機の記入が必須になります。志望動機では、バイトに応募した理由についてを簡潔に書きましょう。具体的には志望動機の冒頭から「今回私が貴社のアルバイトに応募した理由は◯◯◯です」と、結論から書くことが重要です。

また次の3点を押さえて書くと、アルバイトにかける熱意や人間性をアピールすることができます。

  1. その店舗を選んだ理由を明らかにする
    まず志望動機を書くにあたっては、複数ある飲食店のなかからその店を選んだ理由について書く必要があります。「普段から利用していて、店員さんの接客が良かった」「おちついた雰囲気でリラックスできる」などとその店独自の魅力について触れても良いですし、「家から近いのでシフトに柔軟に対応できる」「早朝勤務ができるバイトを探していた」などと立地条件や業務形態にからめても良いでしょう。
  2. これまでの経験や持っているスキルをアピールする
    求人に「未経験者歓迎」とあっても、面接において有利になりやすいのは即戦力となる経験者です。過去に飲食店でのアルバイトを行ったことがある場合は、「お客様から美味しいと言っていただけてやりがいがあった」など、具体的なエピソードを交えて経験をアピールしましょう。
    未経験の場合は、「物覚えが良い」「手先が器用」など、カフェでのアルバイトで活かせそうなスキルを記載することで、採用担当者に「この人を雇ったらお店が豊かになるな」と思わせることが重要です。
  3. 将来のビジョンについて語る
    志望動機ではカフェでのアルバイトを通じ、将来的にどんなふうになりたいかについて触れましょう。「家でも美味しい料理を作れるようになって家族を喜ばせたい」「いつか自分の店をオープンしたい」などと成長意欲をにじませれば、お店側も雇い甲斐を感じてくれるはずです。

ここからは、パターン別に志望動機の書き方とその例についてご紹介します。

「接客が好き」であることをアピールする志望動機の書き方と例文

飲食店バイトのなかでもホールを志望する際は、メインの業務が接客になります。これまでのバイトで接客経験がある場合は有利になりますし、もしそのことをアピールしましょう。

【接客経験者の場合の志望動機の例文】

私はこれまでコンビニのアルバイト1年していたため、接客経験があります。お客様対応には慣れているため、貴店でもすぐに業務をこなせると考えています。明るく活発な接客を心がけ、すべてのお客様に満足していただけるよう頑張りたいです。

「料理が好き」であることをアピールする志望動機の書き方と例

調理担当となるキッチンを希望する場合、料理好きであることをアピールしましょう。また、日常的に料理をする人であれば手際の良さやレシピ覚えの良さを伝えたら、キッチンの業務に対して適正があることを強調できます。

【例文】
私は昔から料理が得意で、外食で気に入った思ったメニューは自宅で再現することもあり、たくさんの方に料理を楽しんでいただけるキッチンの業務に魅力を感じています。こちらのカフェを以前利用した際はどのメニューも美味しく、感動を覚えました。レシピや作り方の手順などはすぐに覚えられる自信がありますので、即戦力になれると自負しております。

「お金を稼ぎたい」ことを伝える志望動機の書き方と例文

飲食店の中でも夜勤があったり、居酒屋のバイトの場合、時給が高く設定されている店舗があります。高時給を謳う店舗に応募する場合は、志望動機としてお金を稼ぎたいということを伝えても良いでしょう。ただし、それをそのまま伝えても採用担当者の心にはひびきにくいです。そこで、「両親に頼らず、できるだけ自力で学費・授業料を捻出したいと考えています」「お金を貯金して海外留学にゆきたいです」など、お金を稼ぎたい目的を明らかにしましょう。

何か立派な目標に向かってお金を稼ぎたいと考えていることが採用担当者に伝われば、その真剣さや真面目さがバイトにも発揮されるだろうと、ポジティブに捉えてもらえるはずです。

【例文】
実家の家計が厳しく、自分がアルバイトをすることで両親の経済的負担を少しでも減らせたらと思い応募いたしました。いただいたお給料は学費に充てたいと考えています。

飲食店バイトの採用を勝ち取れる志望動機を書こう!


今回は飲食店バイトの面接で合格を勝ち取るための志望動機の書き方と例文をご紹介しました。
飲食店のバイトの業務は主にホールとキッチンの2つにわけられますので、それぞれ求められるスキルや人間性が異なります。まずは自分がどちらを志望するのか、またどちらが適材なのかを見極めましょう。ホールかキッチンかを問わない場合は、その旨を採用担当者に伝えると、人手の足りないほうに割り振ってもらえるか、向いていると思われるほうに配属してくれるはずです。
今回ご紹介した志望動機の書き方と例文をもとに魅力的な志望動機を作成し、飲食店バイトへの面接をクリアしてください。

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