和食が世界でブームになったことを受けて、日本酒を愛する外国人も増えています。
海外にある和食レストランで飲むだけでなく、観光で日本を訪れる時にお土産に買う人も多いです。
そこで外国人に教えたい日本酒10選を紹介していきましょう。
グラスで飲みたい日本酒
1.越の誉 発泡純米酒 あわっしゅ
まず、シャンパンに慣れている外国人にぴったりなのが、独自製法で炭酸ガスの泡を閉じ込めたスパークリング純米酒の『越の誉発泡純米酒あわっしゅ』です。
新潟でとれた美味しいお米そして美味しい水を使って仕込んだお酒で、後から糖類などを一切使っていません。
シャンパングラスに注いで飲めば、優しい甘さと適度な酸味の調和が口に広がります。
アルコールは7%ですから、あまりお酒に強くない人でも飲みやすいです。
2.天上夢幻 旨口 特別純米
続いてワイングラスで飲むならば最適な銘柄として、『天上夢幻旨口特別純米』あります。
『天上夢幻 旨口 特別純米』は宮城のお酒で、原材料には酒造好適米「蔵の華」が使われています。
「蔵の花」は低タンパク質で、お酒にすると雑味がないことが特徴です。
どういう味なのかというと、メーカーでは「酸味・旨味・香りのバランスが良い」と表現をしています。
食中酒に最適で、料理の味をしっかりと受け止めワインで言うところのマリアージュを楽しめます。
3.六歌仙 五段仕込み 純米酒
同じくワイングラスで飲むならば最適な銘柄として、『六歌仙 五段仕込み 純米酒』です。
こちらは、山形県のお酒で江戸時代の成功を現代に蘇らせてアレンジを加えています。
醸造を名前の通り5段階の工程にすることで、酵母の力を最大限に引き出します。
その結果として、非常に旨味と酸味のバランスが取れた味になっています。
スッキリとした味わいでワイングラスで飲めばとても美味しいです。
熱燗におすすめの日本酒
日本酒には色々と種類がありますが、燗酒に最適な銘柄を取り上げてみましょう。
燗酒では温度によって熱燗、ぬる燗といった区別がされています。
熱燗でおすすめしたいのが、『白雪丹波伝承仕込淡麗爽快』と『特醸限定金波』そして『金乃穂大洋盛』です。
これらの熱燗に向いている銘柄は、どれもお値打ち価格で買える燗酒を対象としたコンテストで高い評価を得ています。
外国人が観光などでたまに来るときには高い銘柄でも良いでしょうが、日々の晩酌で飲むのであればやはり購入しやすい価格帯の銘柄のほうが良いでしょう。
4.白雪 丹波伝承仕込 淡麗爽快
『白雪 丹波伝承仕込 淡麗爽快』は兵庫県のお酒で、丹波杜氏が伝承してきた技が生かされている辛口酒です。
しっかりとした後味が残り、食事の時に飲めば料理の味を受け止めてくれます。
5.特醸限定 金波
『特醸限定 金波』は佐賀のお酒で、大吟醸酒をブレンドして作られています。
香りや味のバランスがとても良く、ちょっと酔いたいときに熱燗にして飲むと良いお酒です。
6.金乃穂 大洋盛
そして『金乃穂 大洋盛』ですが、これは新潟のお酒で吟醸酒同様に米を丹念に磨き、精米歩合60%と全国のお酒を見ても高いレベルです。
さっぱりとして癖がないお酒ですから、とても飲みやすいです。
ソムリエが選んだ 日本酒
同じようにコンテストで高い評価を得た銘柄として、ソムリエが選んだ銘柄があります。
受賞した銘柄はどれも素晴らしい出来ですが、その中から
『作智 純米大吟醸 滴取り』
『超特撰 白雪 江戸元禄の酒(復刻酒)原酒』
『颯 純米吟醸 神の穂』
『北の錦 純米大吟醸 暖簾ラベル』をおすすめします。
7.作智 純米大吟醸 滴取り
『作智 純米大吟醸 滴取り』は、三重県のお酒で精米歩合40%の山田錦から作られています。
自然の力を生かす「滴取り」という工程が採用されており、濁りのないふくよかな味わいが生まれます。
その品質の高さからG7伊勢志摩サミットでは乾杯酒に選ばれていますし、様々なコンテストで評価されている注目すべきお酒です。
8.超特撰 白雪 江戸元禄の酒(復刻酒)原酒
『超特撰 白雪 江戸元禄の酒(復刻酒)原酒』は、1550年創業という歴史ある兵庫のメーカー小西酒造で昔の記録をもとに作られたお酒です。
精米歩合88%で、水は現代の半分の量というやり方を忠実に再現しています。
かつて日本でどのような酒造りをしていたのか、自分の舌で体感できる貴重なお酒ですから、外国人にとっても飲む価値があります。
9.颯 純米吟醸 神の穂
『颯 純米吟醸 神の穂』は、三重県のお酒でご当地の酒米「神の穂」だけでつくられた純米吟醸です。
その味は優しく柔らかで、芳醇な香りが楽しめます。
酸味のあるフルーティーな味わいがあるので、日本酒を飲み慣れていない人には最適です。
ネーミングの「神の穂」というのも日本に興味がある外国人にとっては、魅力的に感じることでしょう。
10.北の錦 純米大吟醸 暖簾ラベル
最後は、北海道の『北の錦 純米大吟醸 暖簾ラベル』です。
北の大地で140年もの歴史を持つ小林酒造が、北海道産の米だけを使ってつくった純米大吟醸です。
口当たりは優しく、飲んだ後にはさっぱりとした酸味と少しの甘みが広がります。
非常に味や香りのバランスが良いので、料理と合わせても十分な満足感を得られます。
北海道でしかつくれないお酒を目指して職人たちが精魂込めて醸造したというものですから、日本酒に興味を持つ外国人もぜひ味わってみたほうが良いです。
まとめ
ここで紹介した日本酒は、ネットで簡単に買えるものもありますが、ファンが多くて入手が難しいものもあります。
入手が難しいものも諦めずに探していれば、飲める機会をつかめるでしょう。