愛知県の知多半島にある半田市はそれ知ってる!と意外にも全国的に知名度の高い名物があります。そんな半田市へ観光に行くなら、事前にどんな街でどんな魅力があるのか予習しておきたいですよね。半田市の名物や見学ができる場所、食事や帰りのお土産まで、詳しく紹介していこうと思います。
半田市ってどんなところ?
半田市がどんなところなのかを要点を抑えて解説します。
半田市は名物も豊富な住みやすい街
半田市は、名古屋市の南側、中部国際空港の側にあり、知多半島の中央部東側に位置しています。人口は約12万人。江⼾時代から「ミツカンの酢」に代表的される醸造業や海運業などが盛んでした。商業や製造業を中⼼に知多地域の政治・経済・文化の中心都市として発展してきました。このような半田市の歴史を伝える4つの象徴的な場所が「⼭⾞・蔵・南吉・⾚レンガ」。どれも観光ではぜひ行っておきたい場所です。近年では、歴史的な建築物などを⽣かしつつ、新たなスポットやイベントも年々増えています。また、豊かな自然に囲まれながら、知多半島の中心都市として、多彩な飲食店やスーパーなどの生活施設の充実、豊富な働き口、名古屋、空港への快適なアクセス等々、生活に直結する基盤が充実。住みやすい街でもあります。
半田市と童話「ごんぎつね」との関係
出典:http://www.nankichi.gr.jp/
半田市は、国語の教科書や童話でおなじみの「ごんぎつね」で有名な童話作家「新美南吉」の出⾝地です。ごんぎつねは平成元年から小学校の国語の全教科書に載っており、記憶に残っている人も多いことでしょう。新見南吉は、結核のためわずか29歳で生涯を閉じました。半田市の南吉エリアにある新見南吉記念館では、その短い生涯に触れることができます。童話と親しんで育った人たちは、ぜひとも行っておきたい場所です。
半田市一番の名物は「ミツカンの酢」
出典:http://www.mizkan.co.jp/mim/
家庭でも当たり前のように使われている「ミツカンの酢」。実は半田市にメーカー本社があります。名鉄知多半田駅から東へ徒歩で10分、JR武豊線半田駅から5分で「ミツカンのマーク」がある倉庫が見えてきます。半田運河の両岸に、ミツカン酢の倉庫が立ち並び、お酢の香りがほのかに漂います。このエリアは環境省のかおり100選にも選ばれており、天気の良い日は黒板囲いの酒造蔵と青空のコントラストが美しいと評判。観光地としてもぴったりです。現在は本社ビルの隣に酢の里というお酢の博物館が作られています。この博物館は「MIM(ミム)」と呼ばれていて、「ミツカングループ」が2015年11月にオープンさせた体験型博物館「MIZKAN MUSEUM」のことです。江戸時代から続くミツカンの酢造りの歴史や食文化の魅力を楽しく学べる仕掛けがたくさんあり、まるでタイムスリップしたような体験を味わえます。
http://www.mizkan.co.jp/company/csr/sunosato/
半田市は「赤レンガ建物」も有名
出典:https://handa-akarenga.jp/index.html
半田赤レンガ建物は、明治31年(1898年)にカブトビールの製造工場として誕生しました。明治時代に建てられたレンガ建造物として日本で五本の指に入る規模を誇り、とても貴重な建造物となっております。安定した温度や湿度を必要とするビール工場として建てられ、現在ではほとんど例を見ることがない、中空構造を持つ複壁や多重アーチ床など、極めて特徴的な構造です。観光のさいは一見の価値があることでしょう。日本のビール黎明期に大手4大ビールメーカー(サッポロ、アサヒ、キリン、エビス)へ果敢に挑戦した半田赤レンガ建物は国の登録有形文化財に登録されています。その重厚な佇まいに、半田の先人たちの志と豊富な財力と技術力の高さを感じます。
https://handa-akarenga.jp/about/index.html
半田市の名物ランチ10選
半田市を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってほしい名物ランチのお店を紹介します。
黒牛の里
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知多牛は、知多半島の豊かな自然の中で丹精こめてじっくり育てた黒牛です。そんな名産のお肉をいただけるのが「黒牛の里」。柔らかさと甘みのある極上の味を溶岩焼きで食べられます。サシの多い柔らかな肉を多孔質の溶岩で焼き上げるため、余分な脂が落ちて女性でも食べやすい口あたり。遠赤外線効果により凝縮された美味しさを堪能できます。ブランド牛をリーズナブルな価格で食べれられるので、かなりの人気店。訪れるなら、予約をしておきましょう!
森牧場
出典:http://moribokujo.jp/
「森牧場」はA3~A5の高ランクのお肉に定評のあるお店。経験を詰んだ職人が牛肉の状態を管理・加工することにより、もっとも美味しい状態でお肉が調理されて提供されます。ステーキには炭火を使って焼くのでふっくらとみずみずしい焼き上がり。サーロインやヒレはほっぺが落ちるといっても過言ではない美味しさ。ぜひ食べてみてください。
魚太郎・蔵のまち
出典:https://www.uotaro.com/kuranomachi/dining/dinner.html
伊勢湾と三河湾に挟まれた知多半島は魚介の宝庫。その知多半島の漁港のセリ権を持つ「魚太郎・蔵のまち」は魚屋ならではの鮮度とボリュームで料理を提供しています。メインの料理も必見ですが、おばんざい料理が食べ放題なのも見逃せません。観光前の腹ごしらえにぴったり。
https://www.uotaro.com/kuranomachi/dining/dinner.html
浜潮
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創業1966年と、50年以上の歴史を持つ老舗日本料理店「浜潮」。海に近い土地柄を生かして、創業のころから新鮮な地魚、旬のお野菜を使用した料理を提供しています。鮮度の高い地元の食材を味わいたいなら、真っ先に足を運びたいお店です。
https://tabelog.com/aichi/A2304/A230402/23006910/
古窯庵
出典:http://koyouan.com/
古民家に作られた手打ち蕎麦の店「古窯庵」。毎年、各地からできのいい蕎麦粉を仕入れるため、いつでも上質な蕎麦を堪能できます。半田市のきれいな空気と古民家で味わう蕎麦はまた格別。家族旅行でもおすすめのお店です。
窠六
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季節の素材を使った料理が楽しめる割烹料理店「窠六」。店内は少人数でゆったりくつろげる空間なので、旅の疲れを癒すにはぴったりです。ふぐのコース料理は旅先で贅沢したいときにおすすめ。大人カップルのデートにもいいでしょう。
https://karoku.dokkoisho.com/index.html
うさぎ屋
出典:https://hana-to-usagi.com/usagiya.html
明治時代に建てられた築100年以上の古民家を利用したレストラン「うさぎ屋」。和の雰囲気と季節の絶品料理が幅広い世代から支持されています。半田市の歴史を感じつつ、こだわりの味を堪能してみてはどうでしょうか。
https://hana-to-usagi.com/usagiya.html
一心屋本店
出典:http://www.sandaime-isshinyahonten.com/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral
老舗うなぎ屋「一心屋本店」。初代から受け継がれる秘伝のタレは創業当時から変わらぬ原料、製法で作っています。 信頼できる業者から良質なうなぎを仕入れ、注文が入ってから調理されるため、香ばしい味わいとふわっとした食感が楽しめます。半田市の観光前にスタミナをつけたいというときはぜひ訪れてみてください。
http://www.sandaime-isshinyahonten.com/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral
日本料理・ふぐ 桃
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ランチが大人気のお店「日本料理・ふぐ 桃」。店内の雰囲気は落ち着いた雰囲気で、席は掘りごたつなのが特徴。美味しい食事と共に疲れを癒すことができます。コース料理はフグの白子からスタートして、あん肝、鰤、お造りなど旬の食材が続々登場します。さらにメインのお肉のすき焼き。最後の締めとしてご飯物とデザート。半田市でお腹いっぱい食べたいときは外せないお店です。
https://tabelog.com/aichi/A2304/A230402/23043447/
えくら
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「えくら」は、 ランチが好評の和風ビストロ店。 一番の名物は、大エビフライ。しかし、エブフライといってあなどってはいけません。厳選されたエビにミシュラン店でも御用達のパン粉を使用。さらに大変貴重な太白ごま油をブレンドした特製油で揚げるので、他店では味わえない上質なエビフライです。半田市のグルメを味わいたいときは足を運んでみてください。
https://www.eclatrestaurant.com/
半田市の名物のお土産を知ろう
半田市へ観光に行ったら、ぜひ購入したいお土産を紹介します。
半田琥珀煉瓦
出典:http://handa-shokado.co.jp/
「半田琥珀煉瓦」は半田市の観光名所「赤レンガ建物」がオープンした記念として考案されました。レンガをモチーフとしたカラフルな半生菓子です。家の部屋に飾っておきたくなるぐらい綺麗です。上品な味で、何度も手が止まらなくなりそうな食感です。主に「松花堂」で販売されています。お店には他にもたくさんの和菓子が揃っているので、お土産を大量に購入したいときにもおすすめです。
岩骨サブレ
出典:http://www.champaul.com/index.html
「岩滑サブレ」は童話「ごんぎづね」の主人公を元に可愛くデザインされて開発されたサブレです。ごんぎつねにそっくりに仕上げられたサブレは、発酵バターのみで焼き上げられ、素材の風味を最大限に引き出した味。ごんぎつねのデザインがとっても可愛いので、女性やお子様へのお土産にぴったり。岩滑サブレは人気洋菓子店のシャンポールで購入できます。
http://www.champaul.com/index.html
南吉の黄ごん芋
出典:http://maruhatsu.jp/index.html
半田市定番のお土産といえばというくらい定番なのが「南吉の黄ごん芋」。黄金色に焼き上げたサツマイモの生地と香ばしいシナモンの風味がマッチする絶品の焼き菓子です。南吉の黄ごん芋は、丸初製菓本舗で購入できます。他のスイーツも美味しいと好評。甘党の方ならどのお土産を選んでも大満足できるので、ぜひ行ってみてください。
http://maruhatsu.jp/index.html
生せんべい
出典:http://www.namasenbei.jp/
「生せんべい」は名前の通り、生で食べる珍しいせんべいです。食感はお餅のようにもっちりした歯ざわりで、噛めば噛むほど優しい甘みが口の中で広がります。種類は白、黒、抹茶の3種類。選ぶときに迷うほど、どれもおすすめの味です。いっそのこと全部の味を試してみてもいいでしょう。生せんべいは総本家田中屋で購入することができます。
歴史と名物を味わえる半田市
半田市の名物について紹介してきました。観光地、食事、お土産が豊富にありましたね。ごんぎつねやミツカンの酢など、身近なものが実は半田市と関係が深いことがわかりました。自然の味と歴史を感じられる半田市。訪れる機会がありましたら、今回の記事を参考にその魅力をたっぷり感じてみてください。日頃の喧騒を忘れてリフレッシュできることでしょう。