飲食店には、洋食店や居酒屋など働く時間帯が違うところやアルバイトや正社員など幅広い働き方ができます。まだ飲食店では働いたことがないけれど、料理人やフロアスタッフとして働いてみたい方にとって、平均年収がどのくらい貰えるかは最も知りたいことに一つではないでしょうか。今後、飲食店で仕事をしながら安心して生活するためにも、職種や業務形態ごとの平均年収をご紹介します。
飲食店の平均年収は？職種別に気になる年収を確認！
一口に飲食店と言っても勤務年数や職種によって年収が変わってきます。代表的な職種の年収相場について紹介していきます。
相場は月給27万
飲食店に正社員で入社して貰える月給の相場がおよそ27万で、他の業種と見比べてみると低い賃金です。経験を積んで行くことで、給与が上がってきますが、長年働いているスタッフもいるため、会社に入り始めて、短い年数で、相場の給与を貰うことが難しいでしょう。しかしながら、長年勤めて勉強していくことで、ベテランのスタッフに近くことができ、給与も上がってきます。
職種によって違う平均年収は
飲食店の職種により、平均年収に差があります。職種によって貰える平均年収について紹介します。
スタッフ
料理を調理するスタッフで多い月給は27万ですが、接客などのサービスを行うスタッフでは、月給19万から22万の方が多くいます。スタッフは、働く場所によって給与が変わってきますが、待遇や賞与などが飲食店によって違うため、募集している飲食店と比較し、気を付けて仕事を探しましょう。
料理長
飲食店の職種の中で高い給与傾向にあるのが、料理長です。料理長になっている方は、相場よりも高い35万以上の月給を貰っていることが多いです。しかし、料理長になるまで、調理技術や知識など長年の研鑽が必要になってくるため、職に着くことが難しいですが、やりがいを持つことができる職種でもあるので、飲食店で働きたいと考えていている方にが将来目指す仕事として良いものでしょう。
マネージャー
マネージャーは、衛生面などお店の雰囲気をよくするための仕事を行っています。また、飲食店によっては、店長の職と兼任して、調理場やホールなどお店が、良い方向へと改善できるように管理もしています。マネージャー職に就いている方の多くは、相場の月給27万ほど貰っていて、管理を行っている職種なので、業績を上げることができれば月給も上げることができます。
年収1000万超えることがある？業態別年収分布
職場によって年収に差がありますが、就いている職によって年収1000万以上の給与を稼ぐことができるお店など紹介します。
洋食ジャンルの年収
洋食といえばイタリアンなどがありますが、月給が35万という高い給与を貰っている方が多い業種で、年収にすると大体400万以上になっている計算になります。料理人として成長していくことで、年収が1000万になることもあります。しかしながら、3つ星など有名な洋食店など上を目指すためには、多くの研鑽を積む必要があります。
カフェ・喫茶の年収
カフェは、他の飲食店と比べると商品単価が低いという点とお客さんの回転率が悪いという点があるため、儲けが少ない傾向にあり、月収が22万以下の方が多くいます。しかし、売り上げによってボーナスなど給与が変動します。他のカフェ店と違った経営方法などを売り上げが出る工夫を取り入れること儲けに繋がり、年収に影響が出てきます。
居酒屋・バーの年収
居酒屋に正社員として入社した相場の年収は、300万前後ぐらいです。収入を上げるためには、注文や調理などの手際の良さや責任が大きい役職を任されるなど仕事で役立つスキルを上げることが必要になってきます。また、基本的に働いた年数によって昇給していきますが、他にも資格がないとできない仕事などあるので、取得することができればより収入アップに繋がります。
和食店の年収
和食の飲食店で働いている方の年収の相場は300万ぐらいで、料理を担当する板前の腕前によって給与に差が出てきます。板前にもさまざまな役職があり、最上級の役職に付くことができた方の中には、年収が1000万以上になったケースもあります。しかし、繊細な技術や味付けなど必要なことが多く一人前の板前になるためには長い年月がかかります。
飲食業界は自分の努力次第で、年収を高くすることができる！
正社員や高い収入を目指している方は、高いスキルなどがないと稼ぐことが難しくなってきています。例えば、料理人など包丁や食材の扱い方や調理方法など修行をしている数年は、給与が低くなりやすいです。ですが、高いスキルを身につけて、責任度が高い仕事を任されるようになることで、店舗の役職によっては、高い年収が期待できます。なりたい役職がある方は、目標に向かって努力しスキルを身につけることで、年収アップに繋がるので、やりがいを持つことができるでしょう。